アサヒヤ紙文具店

ライフの文房具

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Original Stationery Goods of High Quality

ライフ社こだわりの紙製品

紙製品の老舗 ライフ社は、昭和21年の創業以来
高品質の紙製品にこだわり続けてきました。
ライフ社の紙製品のひとつひとつは、多くのファンから
長年にわたる支持を受けており、現代の市場・店頭では
あまり見かけなくなった商品も、きちんと真面目に
作り続けられています。 特に、製本は職人による
手作りで、一冊一冊丁寧に仕上げられています。
その中から、発売以来 数十年の時を過ごし、今では珍しい
文房具となった おすすめの良品たちをご紹介いたします。


LIFE
ご注文方法・送料などについて ライフ社 往年の良品文房具
写真奥: CHIT BOOK
写真手前: 英文領収証
日本製.



 チットブック  LIFE CHIT BOOK  B792 (旧品番: B692)
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LIFE CHITBOOK B692 ライフ チットブック B792 (旧品番: B692)
サイズ: B6 外寸 135 x 190mm
ページ内容: 8mm罫 x 11行 ページ寸法 127 x 180mm
枚数: 50組 1ページごとに吸い取り紙付き
品番がB692からB792に変更になりました(2010年4月)
 税込価格 3,300円  ご購入数 冊  
* 廃番となり、メーカー在庫および弊店在庫とも終了となりました。ご愛用誠にありがとうございました。


使用レポート  -店長 萩原より使用インプレッション-
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一風変わった罫線と吸い取り紙
ライフ チットブックの罫線 一枚ごとにインク吸取紙をセット 写真左: 罫線の内容です。 両面が使用できます。
写真右: 1枚ごとに綴じ込まれた吸い取り紙。
罫線は本文11行と、上下に1行ずつ少し太いタイトル行があり、それを含めますと 13行になります。 これらの罫線は、マージン線で4列に区切られています。
マージン間の各列の幅は、左から 約 25mm・102mm・25mm・25mm あります。

万年筆や、インクつけペンが全盛の時代からある商品のため、吸い取り紙は各シート毎に設けられています。 今となっては珍しくなったピンクの毛入りのタイプで、味わいがあります。

切り取り式のコーナーで しおりが不要です
コーナーの切り取りでしおりが不要です 用紙の右上には、角を簡単に切り取ることができるよう、ミシン目加工がされています。
もちろん、吸い取り紙の方にも同じ加工がされていますので、記入済みのページの角を切り離しておくことで、しおりが不要になっています。
段差がマーカーとなり、すぐに続きのページを開くことができて便利です。

ハードカバー製本(丸背上製本)で開きやすく長持ち
きれいな花布(花ぎれ) ホローバックで開きやすい 写真左: 丸背の部分にはきれいな色の花布(花ぎれ)が。
写真右: 中身の背が表紙から離れるので、開きが良い。
このチットブックは、ハードカバーと呼ばれる丸背上製本仕上げになっています。
中身の背の部分と、外側の表紙が離れているホローバックという形式のため、開いたとき写真左のようになります。 これにより、開きやすく、また開いたままの状態を保ちますので、たいへん記入しやすく出来ています。
上製本ですので、中身より表紙の方が少し大きく丈夫に出来ており、耐久性にも優れています。


チットブック(Chitbook)とは?
チットブックとは、どういう意味なのだろう? と不思議に思い、調べてみました。 辞書で「 chit 」を引いてみますと、「生意気な小娘」とか「子供」などとなっています。 ということは、「小さな本」ということなのでしょうか・・・。
あまり納得が出来ませんでしたので、インターネットで調べてみました。
すると、海外の軍人さんの食堂で使われる、食券を何枚か綴った小さな冊子のことを「Chitbook」と呼んでいるのを見つけました。
それはちょうど、遊園地で使ったことがある乗り物券の束のようなつくりをしています。 欲しいものと交換する時に、ミシン目から切り離して使用するものだそうです。 「すでに切り離してある券は無効です」という注意書きまでそっくりです。
ということは、ライフのチットブックのネーミングは、サイズを指すものではなくミシン目から切り離すスタイルから由来しているのか・・・ますます分からなくなってきました。
そもそも、なぜ私がチットブックの意味にこだわるかと申しますと、本来の使い道が知りたかったからでした。
妙に豪華な装丁に不思議な罫線、吸い取り紙多用の気遣いなど、そこには何かあるはずだという気がしていました。 そこで、ライフさんに聞いてみました。

ライフさんによると、このチットブックは「小さな本」「手控え帳」といった意味合いで作ったそうです。
気になる用途ですが、昔から主に銀行や証券会社といった金融機関で使われてきたそうです。 現在では、コンピューター化が進み、その方面での利用は減って来ているようですが、逆に個人様でのご利用が増えているとのことです。 
その証拠に、大口である金融機関での消費が減った現在においても、脈々と売れ続けており、毎年予定数を売り切るそうです。
メーカーとしては、とても興味深い事ではあるそうですが、個々のお客様での使われ方の把握までは難しいところです。
そうなりますと、アイディアの数だけ使い道はある、ということになりそうです。

食べ歩きの記録や書籍の購入と読んだ日の記録、またコレクションの記録や貸し借りの管理、あるいは宿帳・芳名録として使用しても格好良さそうです。
ものの管理や出し入れなどを記録したり、チェックしたりするのに、なるほどこの罫線は向いているかも知れません。
私だったら、手に入れたペンと使ったインクを記録したいところですが、もっと頑張らないと、私のコレクションではなかなかページが埋まりそうもありません・・・。

このチットブックは、1960年のライフ社(当時は斉藤東京堂)のカタログには既に掲載されていました。

 詳しくは、このページ下部のコーナーをご覧ください


ご注文方法・送料などについて


 英文領収証  LIFE Receipt  P638
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LIFE 英文領収書 P638 ライフ 英文領収証 P638
サイズ: 107 x 253mm(切り離し後 107 x 183mm)
内容: 横書き・英文・消費税額欄付き
枚数: 30枚 ミシン目入りで控えが残ります
 税込価格 495円  ご購入数 冊  


シンプルで新鮮なデザイン
ライフ 英文領収書 P638 のデザイン 紙面の左寄りに、左右を分けるように模様がデザインされていますが、ここにミシン目があります。 左側が控えとして残るタイプです。
真面目で落ち着いたデザインですので、言語による本来の必要性がない場面でも、雰囲気づくりで使用しておかしくない印象です。


各項目の意味
お恥ずかしい話ですが、解らなかった言葉がありましたので調べてみました。下記以外は、No. と Date しか出てきませんので意外と簡単です。

Consumption tax : 消費税
Messrs : 御中
Received the sum of ○○: ○○の合計をお受け取りいたします




ご注文方法・送料などについて



1960年のライフカタログ
1960年 LIFEカタログこれは、1960年のライフ社のカタログです。 ページをめくりますと、便箋・封筒や手帳などに加えて、罫紙や和帳、吸い取り紙や札帯まで載っています。 しかも、この札帯は今でも現役でラインナップされているのですから驚きです。
さすがに、時代の流れとともに消えて行った商品もありますが、古い文房具たちが皆輝いていて、見ているだけで楽しくなります。
巻頭には、ライフブランドは最初の一枚からスムースに、終わりの一枚まで感じよく無駄なく書けること、欠品でお客様にご迷惑をかけないこと、といった理念が語られています。
このページでご紹介した商品たちは、このカタログの中にすでに存在し、今もなお現役で活躍中です。
画像をクリックすると拡大できます
当時のチットブック 当時のタイプ用紙
チットブック タイプ用紙

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万年筆のための便箋のページにて、ライフ社の
「来富」をご紹介しています。
万年筆用便箋のページも是非ご覧ください。
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